714:AQLと抜き取り検査
AQL(Acceptable Quality Limit)合格品質限界 と 抜き取り検査方法について、ご説明いたします。広義の意味で、品質とはQCDなので、品質と価格とデリバリについて、製造する側と購入する側が折り合いをつける必要があります。その両者で共通の測定基準(メジャー)があるととても便利です。価格は、それ自体が測定基準であり、デリバリは、注文してからどれほどで納品してもらえるのか?納品方法はどのようにするのか?を決めるものです。デリバリと品質の高さで、価格が変化するのは、イメージしやすいと思いますが、品質の高さについてどれだけ不良品が許容できるのかということを決めるときに、このAQLの知識が必要です。日本は品質について特別で、不良品をゆるさないという機運がありますが、不良品0を条件に製造していただける業者は、ないといってよいか、超コストが高くなることを認識しなければならないと思います。