118:文字の割り付けと串刺し計算

100:エクセル

覚えておくと便利な機能を順不動に紹介します。ここでは、文字の割り付けと串刺し計算です。

文字の割り付け

Excelの機能で非常に便利な機能があります。なんと、複数のセルを選択して、そのセルの中に、収まるように改行してくれるのです。

方法

例えば、以下のようなエクセルの文書があるとします。

1行目と3行目が文書が長いので、もっと行の中にある文字数をもっと少なくしたいときに、編集でカット&ペーストしていたら、大変です。そこで、メニューの中にある

以下のように、並ばせたい範囲を選択して、フィルの「文字の割り付け(J)」を選ぶと

フィルの「文字の割り付け(J)」を選ぶと

OUTPUT

上記のようになります。F列までの長さで、改行されていることがわかります。

串刺し計算

イメージ図

同じシートの配列であれば、同じ部分を一度に合計することができます。

このエクセルファイルは、Sheet1からSheet10まで、セルB3に100が入ったシートを、sumのシートでSheet1からSheet10までを串刺して合計して1000にしたものです。

式は覚えなくて良いのですが、

=SUM(Sheet1:Sheet10!B3)

という形です。この式は、手で入れるのではなく、

∑オートSUM ボタンを押してから、Sheet1のタブ

をクリックして、シフトキーを押しながらSheet10のB3セルを選択してEnterキーを押すことで上記の式が入ります。この式は絶対地指定していないので、他のセルにもコピーすれば、他のセルも同様に串刺し計算ができます。

仮に、Sheet3だけを、計算に入れたくない場合には、

=SUM(Sheet1:Sheet2!B3,Sheet4:Sheet10!B3)

という式になります。Sheet1からSheet2のB3セルの串刺しと、Sheet4からSheet10のB3のセルを串刺し計算して合計を出しなさい。という内容になります。

複数シートを同時に処理

上記のような串刺し計算ができる同じ配列のシートである場合には、複数のシートを同時に処理することができます。その方法は簡単で、はじめに複数シートを選択してから、セルを取り扱うだけです。

上記の図はSheet1からSheet9までのシートを選択している図です。

ここに、5行目を選択して、行挿入してみましょう。

Sheet1は、上記のようになるのは、理解できると思います。そこで、Sheet9を見てみると、

Sheet9が5行目に一行空いていることがわかります。これは、行の挿入だけでなく、セルに数値入力、文字入力、セルの色付け等々、なんでも同じ作業が一回でできる優れ技です。

ただし

この複数シート解除をしないと、不要な部分に書き込まれてしまうので、たいへんな状態になってしまう場合があります。すべてのシートが選択されている場合には、どこかのシートをクリックすれば、解除となります。すべてのシートが選択されていない場合には、選択されていないシートをクリックして解除します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました