126:自分の印鑑を押すマクロ

100:エクセル

エクセルで自分の印鑑を作り、ショートカットキーで押せるようにするマクロを作りましょう。

印鑑を設計

まず初めに、世界で一つだけの自分だけの印鑑を設計しましょう。

お勧めは、B2~B4を使うことをお勧めしますが、自分で自由にアレンジしてかまいません。

例えば

こんな感じでしょうか?B2に肩書、B3に日付は、=today()と式を入れてみました。B4に氏名です。

フォントの色を赤に設定して、○で囲みましょう。○の書式設定は、塗りつぶしなし。線は単色で赤、幅をここでは、3.5ptとして、多重線としてみました。これは、例なので、自分独自で自由にしてください。

こんな感じになりました。

ここで、少し調整をします。B列に○が全部入り切っていないので、B列の幅を広げて、○をB列の中に入るように調整してください。

さらに、セルの枠線を消してください。

名前を付ける

世界に一つの自分だけの印鑑を設計したら、印鑑が全部入るように、範囲を選択して、「印鑑」とでも名前をつけてみましょう。ここでは、B2:B4です。B2:B4を選択したら、いつもはセル番地が表示されている場所に、「印鑑」と入力して、Enterキーを押すと、B2:B4が印鑑という名前に登録されました。

このシートで、違うセルから、この左上のセルが表示されている部分から、下三角(▼)を押して、印鑑を選択すると、B2:B4が選択されたか、確認してください。

確認ができたら、ファイルを保存してもらうのですが、ここでは、どこでも使いたいので、どこからでも呼び出せる場所を設定してください。ここでは、以下のフォルダに保存します。

C:\Users\Public

ファイル名前を付けて保存で、好きな名前で保存してください。ここでは、印鑑市ノ川一也.xlsx としました。

パーソナルマクロの登録

どこでも良いのですが、印鑑以外のセルを選択してください。ここではE2とします。

「マクロの記録」を選択、次がいつもとちがうところ、

ここで、個人用マクロ ブック を選択して、ショートカットキーをCtrl+i(印鑑のi)として、OKを押して、マクロを起動してもらいたいのです。

そうしたら、範囲を印鑑を選択して、どこかに、図形として貼り付けを行い、マクロを終了してください。

そうしたら、開発タブのVisual Basic をおして、ビジュアルベーシックを見ると、

PERSONAL.XLSB というファイルが勝手にできております。それを確認したら、フロッピーディスクマークを押して、保存しておきましょう。このPERSONAL.XLSBの標準モジュールを開いて見てみると、

こんな感じです。

CTRL  + i で動くようになっていることを確認します。確認出来たら、Ctrl+i 以下を書き換えます。

‘ Keyboard Shortcut: Ctrl+i

Workbooks.Open Filename:=”C:\Users\Public\印鑑市ノ川一也.xlsx

Application.Goto Reference:=”印鑑”

Selection.CopyPicture Appearance:=xlScreen, Format:=xlPicture

Application.DisplayAlerts = False

Workbooks(“印鑑市ノ川一也.xlsx“).Close

Application.DisplayAlerts = True

ActiveSheet.Paste

というように入力(上記をコピペでも可)します。黄色のアンダーラインは、自分で設定した部分なので、適切に変更してください。
これで、PERSONAL.XLSB にひとつのマクロが登録されました。

使ってみましょう

エクセルを全部閉じて、改めて、エクセルを立ち上げ、Ctrl+i を押して思い通りの印鑑がコピーされるか確認してみてください。

うまくいかない可能性は、

①印鑑を設計したエクセルに「印鑑」という名前で登録されていない。

②ファイル名または、ファイルの保存フォルダ位置が間違っている。

③PERSONAL.XLSB にマクロが保存されていない。または、PERSONAL.XLSBが無い。

以上だと思います。

マクロの説明

簡単にマクロを説明します。

Sub Macro1()  ’Macro1という名前でマクロを開始します。

‘ Keyboard Shortcut: Ctrl+i ‘Ctrl+i で動きます。

Workbooks.Open Filename:=”C:\Users\Public\印鑑市ノ川一也.xlsx“ ‘ファイルを開きます

Application.Goto Reference:=”印鑑” ‘範囲「印鑑」を選択します。

Selection.CopyPicture Appearance:=xlScreen, Format:=xlPicture ’図形としてコピー

Application.DisplayAlerts = False ‘ファイルを操作するときの確認Windowを非表示にします。

Workbooks(“印鑑市ノ川一也.xlsx“).Close ‘開いているファイルを閉じます。

Application.DisplayAlerts = True ‘ファイルを操作するときの確認Windowが出るように戻します。

ActiveSheet.Paste ‘コピーされたものを貼り付けます。

Sub End ‘マクロの終わりです。

使えるのはエクセルだけでありません。

使用できるのは、エクセル上で、このマクロを動かし、画像とした印鑑データなので、ワードやパワーポイント、ペイントブラシ、abobe acrobat reader DCにもコピーできます。

ここでは、印鑑を作成してみましたが、応用しだいで、自分のキャラクターをはじめの設計ファイルに入れて、名称を変更して登録しておけば、キャラクターをショートカットで呼び出せますし、他の画像も簡単に呼び出せるマクロが自作できると思います。

是非とも、自分でアレンジしてみてはいかがでしょうか?

YouTube

126:自分の印鑑わ押すマクロ

要約編のYouTube

126:自分の印鑑を押すマクロ 要約編

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